オンライン・フライフィッシング・スクール

  • このオンライン・フライフィシングスクールも、いよいよ大詰になってきました。
  • 前回の流れの攻略法までで、川のフライフィッシングの基本部分の解説は終了です。
  • 後は皆さんで経験を重ねて、更に新たな知識も収集しながら自分のスタイルを作り出していってほしいと思います。
  • 次にトラウトのフライフィッシングで触れておきたいのが湖や池の釣りです。
  • 止水のフライフィッシングは広大な湖で思い切りロングキャストする爽快感や、深みに潜む大物をフライを自ら操って泳がし誘い出す面白さなど、川とは違った味わいがあります。
  • もちろん広い湖だからといって、むやみにロングキャストするのがいいと言うわけではありません。
  • むしろ、岸ギリギリの思わぬ浅場に魚がいることだって多いものです。
  • でも遠くへ投げられた方がもちろんいいわけで、そのあたりは一度キャスティングのページをおさらいして下さい。
  • フライラインの種類
  • 川のフライフィッシングでは、ラインのほとんどがフローティングラインで十分ですが、湖ではフローティングラインだけでは十分とはいえません。
  • と言うのもフライを深く沈めて探る場合も多くなるためで、そのためにラインの説明のところで少しだけ触れておいた、沈むフライライン「シンキングライン」が必要になってきます。
  • そこで次に、シンキングラインについて説明してみたいと思います。
  • まずラインの表示ですが、例えばウェイトフォワードの5番のフローティングはWF5Fでした。
  • これが6番のシンキングラインとなるとWF6Sとなり、ライン番手の次の機能の表示がフローティングのFからシンキングのSに変わります。
  • さらにシンキングラインでは、その後にIIとかIIIといった数字が続いています。
  • これがシンキングラインの「タイプ表示」というもので、ラインの沈下速度の違いを表しています。
  • えっ?沈下速度って何かって?
  • つまりシンキングラインが、どの位の速さで沈んで行くかということです。
  • もう少し具体的に言いますと、タイプIIのラインで毎秒5cm程度・タイプIIIで毎秒8cm程度ということになっています。
  • そしてタイプとしては、I〜Vまでがサイエンティフィックアングラーズ/3M(SA/3M)社のライン規格には存在しています。
  • ではこれらをどう使い分けるかですが、湖の釣りではタイプIIかタイプIIIが一般的で、これらのラインをキャストしてから目的の水深まで沈ませて使い、だいたい水深3〜4mを探ることができます。
  • 更にもっと深くや、もっと早く沈めたいときには更に早く沈むタイプIV、Vを使うことになります。
  • ちょっと話しがややっこしくなってしまいましたのでもう一度整理してみますと、湖のシンキングラインの釣りではタイプIIとタイプIIIがあれば、だいたい初めのうちはカバー出来るよということで、ライン番手のことも付け加えると湖の釣りではロングキャストや大きなフライを使うことなどを考慮して6番〜8番を使うのが一般的ですので、将来的に湖のフライフィッシングもやろうというのであればそのあたりのタックルも必要になってきます。
  • シューティングヘッドライン
  • 次にロングキャストを考えたときに有利なラインシステムとしてシューティングヘッドというものがありますのでこれを説明しておきましょう。
  • シューティングヘッドというのはウエイトフォワードラインの構造をもっとずっと誇張したものだと考えて下さい。
  • 市販のシューティングヘッドラインは全長が9mほどしかなく、この後ろにランニングラインとして別の細いラインを接続して使うようになっています。
  • つまり、極端なウエイトフォワード構造のラインシステムといえます。
  • このシステムでキャスティングも普通にフォールスキャストを繰り返して徐々にラインを伸ばして行くのではなく、空中でシューティングヘッド部分がロッドティップから1〜2メートル出ている状態でタイミングを取り、そのままシュートしてしまうようにします。
  • ヘッド部分が細く軽いランニングラインを引っ張ってシュートで距離を稼ぐことが出来るので、少ないフォールスキャストでロングキャストができる優れものなのです。
  • ですから、湖の釣りでは良く使われるラインシステムです。
  • シューティングヘッドラインは市販もありますが、普通のフライラインをカットして自作することもできます。
  • その場合はフォールスキャストをしてみて、自分でタイミングを取りやすくロッドにもちょうどよく負荷がかかる長さに設定します。
  • とは言っても、あまり長すぎてはヘッドの意味がありません。
  • ヘッドの長さは10メートル前後がバランスが良いでしょう。
  • また接続するランニングラインとしては、フライラインと同素材で細くシューティングラインとして販売されているフライラインやブレイデッドラインのもの、あるいはナイロンモノフィラメントでランニングライン用にデザインされているものなどがあります。
  • 飛距離ではモノフィラメントが一番ですが、扱いやすさではフライライン素材の方が上です。
  • まぁ、このあたりのシステムの話しも掘り下げていくとどんどん行ってしまうので、ここではこの位にしておいて・・・後は皆さんの興味次第でトライしてみてください。

次回は、第10回 : オンラインスクール最終回