オンライン・フライフィッシング・スクール

  • これならできる!フライフィッシング
  • 今ではフライフィッシングという言葉を聞いて、多くの人がそのイメージを連想できるほど、この釣りは日本に定着してきました。
  • TVコマーシャルや、その他色々なところでも格好いいアウトドアシーンとしてフライフィッシングが取り上げられることも多く、キャンピングやいわゆるアウトドアスポーツを楽しむ人達が増えている中で、常にやってみたいことの上位にフライフィッシングは入っています。
  • でも、いざやろうとすると専門用語が難解だったり技術的にも難しそうで諦めてしまったり、とりあえずセットを買ってみたけれど、どうも上手くいかずにやめてしまう人もたくさんいるようです。
  • そんな人達も、もう大丈夫です。
  • このオンラインフライフィッシングスクールに参加すれば、皆さんの頭の中にある「フライは難しくって出来ない」というベールが取り払われ、魅力的なフライフィッシングの世界の扉が開かれます。
  • フライフィッシング上達の秘訣。それは「基本を理解して練習をする」そして「経験を積む」です。
  • それではさっそくスクールを開校しましょう。
  • フライフィッシングってなんだ?
  • フライフィッシングってなんだ?
  • フライフィッシングの基本はフライキャスティング
  • フライフィッシングとは、皆さんが頭に思い描いている・・・そう、あの黄色やオレンジの派手な色の糸をひゅっひゅっと振り回している(ように見える)あれです。
  • この一見して、それと分かる独特な道具立て(タックル)や皆さんがよく見かける黄色やオレンジの糸(フライライン)には、ちゃんと意味があるのです。
  • フライフィッシングとは、とても軽くてそれだけでは飛ばすことができないフライ (毛ばり)をフライラインという専用の糸の力で目的の所へ飛ばして魚を釣る毛ばり釣りのことです。
  • そして、このフライラインに力を伝えてフライを飛ばす技術のことをフライキャスティングといい、これこそがフライフィッシングの最も特徴的なものであり、キャスティングが出来なければフライフィッシングが始まらない基本中の基本です。
  • ですからこのスクールでも、まず始めにフライキャスティングの基本を最初の一歩から練習していこうと思いますが、具体的な練習は次回から始めることにして、ここではまず先に2つほどキーポイントをお話しておこうと思います。
  • 第一は「フライキャスティングは物を投げる・飛ばすという感覚ではない」 ということです。
  • どうしても最初は投げるという意識が強いのですが、フライキャスティングというのは他の釣りの例えばオモリを投げるとかルアーを投げるといったことや、あるいは他のおよそ物を投げるという運動とは根本的に違うのです。
  • 一言で言えば「フライラインにパワーを伝えること」なのです。
  • さあ、どういうことなんでしょうねぇ・・・?
  • 早く練習を始めたくなっちゃいますが、続きは次回のお楽しみにして・・・。
  • 第二は「基本をしっかり練習することは、全ての上達の近道である」ということです。
  • どんなスポーツでも同じですが、いきなりエキスパートにはなれないのです。
  • 例えばスキーならば、初心者がいきなり急斜面にいっても成す術が無いでしょう。やはり緩斜面でプルークボーゲンから基本操作を練習していくことが、やがて自由自在に滑るるための近道になるはずですし、ゴルフなら(ボクはやらないのでよく分かりませんが、多分)いきなりコースへ出ても良いスコアは望めないでしょう。
  • これもショットを安定させるのに練習が必要なはずです。
  • 逆に言えば誰でもが簡単に出来てしまうのも、つまらないものです。
  • スポーツには上達する喜びがあるはずですし、フライキャスティングも同じです。
  • キャスティング技術が上達することはつまり、より魚が釣れるようになるということになるのですが(もちろんそれが目的な訳なんですが)より遠くへ飛ばせるとかラインを自在にコントロール出来るということは、それだけでも実に気持ち良いことなのです。
  • どうせやるなら、美しく優雅にフライフィッシングを決めようではありませんか。
  • それにはキャスティングですよ。基本のね。
  • フライフィッシングのルーツ
  • ORVIS STORY(左)・The Complete Angler〜釣行大全〜(右)

    The Complete Angler〜釣行大全〜

  • さて、話をフライ(毛ばり)の方に戻しましょう。
  • そもそもフライフィッシングとは、マス達が食べている虫を模した毛ばりを使った釣りが原点になります。それでは、まずそのルーツに少し触れてみましょう。
  • このような擬餌針を使った魚釣りのルーツとなると、ものの本によれば紀元前ということになるのらしいですが、まあフライフィッシングということで考えれば17世紀の例のウォルトンの「釣魚大全」の時代ということになるでしょう。
  • この頃には、フライフィッシングは英国のいわゆる「ジェントルマン」のスポーツとして、鷹狩やハンティングと共に行われていたようです。
  • それが19世紀半ばにアメリカに渡り、特定の人達の遊びから徐々に一般に広まっていき、現在のフライフィッシングの基礎が出来ていきます。
  • オービスやハーディといった、有名なフライフィッシングの老舗が設立されたのもこの頃です。
  • そして1900年代の半ばになると、フライロッド(専用の釣竿)やフライラインが飛躍的に進歩し、それにつれてフライフィッシングも急速に広まっていきました。
  • その後現在までフライフィッシング・タックルは、どんどん進化し今ではフライフィッシングはマスを虫の毛ばりで釣るということだけにとどまらず、対象とする魚も広がって海でマグロやカジキを狙うなんていうことも行われるようになってきており、フライフィッシングの世界もますます広がっています。
  • 1976年ティムコ・フライフィッシング・スクール

    1976年 ティムコ・フライフィッシング・スクール

  • 一方の日本ではどうかというと、フライフィッシングが日本に入ってきたのは今世紀の初めの頃ということですが、当時はまだまだごく限られた人達だけが一部で行っているのみだったようです。
  • 日本のフライフィッシングの創成期というと、やはり1960年代になってからといえるでしょう。
  • ティムコが海外からフライフィッシング用品の輸入を開始し、同時に著名なフライフィッシャーマンを招待してのスクールを開始したのもこの頃です。
  • これによって日本のフライフィッシングが、本格的に始まったと言えるでしょう。
  • その後わずかな期間で、フライフィッシングは日本にすっかり定着して独自の発展をしています。
  • フライって何?
  • フライって何?
  • フライフィッシングのルーツを辿ってみたところで、いよいよ「フライって何よ?フライって?」についてです。
  • 先ほども少し説明しましたがフライフィッシングにおけるフライとは、狭義では「マスの食べている虫を鳥の羽根や獣毛等を使って模して作った毛ばり」ということになるのですが、現在ではもっと広く「フライフィッシングで狙う対象とする魚が餌としているものをフライ作りの材料で模して作ったもの」という意味になっています。
  • つまり「フライ=虫」だけでなく、例えば小魚はもちろんエビ・カニやミミズなど色々なものを模したフライが存在しているのです。
  • と言ってしまうと話しが広がりすぎて、また分りにくくなってしまいますので、このスクールではマスを対象としたフライフィッシングを中心にして話を進めていきます。
  • ちなみに、ここでマスというのは日本のフライフィッシングで主に対象となっているヤマメ・イワナ・ニジマスや、ブラントラウト・アメマス等といった魚の総称とします。
  • マスが餌としているのは虫。なかでも水生昆虫が主になるのですが、マス釣り用のフライは、これら水生昆虫を模したものが多いわけです。
  • 水生昆虫なんて言うとまた難しくなっちゃいそうですが、要するにカゲロウやトビケラ、カワゲラあるいはユスリカという蚊の仲間等といった虫をマスは餌としており、フライはそれらのイミテーションだということなのです。
  • それにしてもフライの本などを見てみると、マス釣り用のフライだけでもたくさん種類があって、またまた悩んでしまうかもしれません。
  • そこでもう少し分かりやすくするために、次は「マッチザハッチの釣り」と「ライズを釣る」という言葉について説明してみましょう。
  • 「マッチ・ザ・ハッチの釣り」「ライズを釣る」とは
  • 「マッチザハッチの釣り」「ライズを釣る」とは
  • これは何のことかを理解するためにもう少し水生昆虫の話を付け加えましょう。
  • 先ほどのマスの餌になっている水生昆虫は、幼虫の時代を水中で過ごしています。
  • つまり成虫になるためには、水面の上へ出て来なければならないのです。
  • しかも、どこかの段階で脱皮もしなくてはなりません。
  • この幼虫が羽の出た状態に脱皮することをハッチというのですが、ハッチを水中もしくは水面のあたりで行う種類の虫にとってはこの段階が一番無防備で食われやすい状態なのです。
  • マスにしてみれば餌を取りやすい状態なので、当然このときにさかんに餌をとります。
  • さらにこのハッチというのは、水生昆虫の種類によって特定の時期にしかも決まった時間に一度に集中して起こるので、ハッチしている虫を見極めてそれに合わせたフライを選択して釣るというのが理にかなった釣り方といえます。
  • これがハッチ・マッチの釣りということです。
  • 「マッチザハッチの釣り」「ライズを釣る」とは
  • そしてマスが水面近くの餌を取るときには波紋が広がったり、水しぶきが上がったりするのですがこれをライズといい、ライズをしているということは何かがハッチをしていて水面近くを流されており、しかも積極的にそれを食べているマスがいるということなので、フライフィッシングの絶好のチャンスになるのです。
  • この場合でも、マスが何を食べているのかを判断してそれに合わせたフライが効果的なのは言うまでもありません。
  • 「マッチ・ザ・ハッチ」と「ライズ」。
  • フライフィッシングを始めると必ず耳にするこの二つの言葉の意味するところはこのようなことになりますが、要するにフライフィッシングというのは魚が今そこで食べている物も意識してそれを真似たフライを使い本物と思わせて釣るということが根底の考え方にあり、これがまたフライフィッシングの楽しさの一つでもあるのです。
  • そこでマス釣りの場合は水生昆虫にも意識が向いてくるのです。
  • 水生昆虫が分からなければフライフィッシングは出来ないのか?
  • マッチ・ザ・ハッチやライズの釣りで、いま何が「ハッチ」しているのかを知って釣りをするなんて言いましたが、そうするとまた水生昆虫が分かならいといけないのかと思ってしまう人もいるでしょう。
  • またフライフィッシングの本には、よく〇〇カゲロウだとか△△トビケラといった虫の名前が出てくるので戸惑ってしまうこともあると思います。
  • でも安心して下さい。
  • 水生昆虫なんて分からなくてもフライフィッシングは出来ます。
  • 一般的に、よく釣れると言われているようなフライパターン(毛ばりの種類)を持って川へ行っていれば、まぁそこそこ釣れるようにはなると思います。
  • しかし、それではフライフィッシングの大きな楽しみを放棄してしまうことになります。
  • いえ、そんな大袈裟なことでなくて例えば釣りをしていて素晴らしいライズに遭遇したけれど、自分の持っているフライには全然反応してくれないなんてことが必ずあるでしょう。
  • そんな時はどうしたって「いったい何を食べているんだろう?」と思い、虫を見てみたくなるものです。
  • そうしたことの積み重ねで、自然と水生昆虫にも目が向いてくるようになるのです。
  • もちろん、なにも昆虫学者のように調査研究をする必要はないのです。
  • あくまでも、フライフィッシャーマンの目で見た虫のことが分ればいいのです。
  • つまり、どんな格好してて色はどんなで大きさはどうか。どのような生活パターンなのかが大雑把に分かれば、それだけで釣りが有利になるのです。
  • さらにはフライを選んだり、釣り方に反映させるだけでなくフライフィッシングにはフライを自分で作るという楽しみ(フライタイイングと言う)がもう一つ別にあるのですが、このフライタイイングにも自分の持っている水生昆虫のイメージを具現化するといったような、より釣れるフライを自分で創作する楽しみにも繋がってくるのです。
  • フライフィッシングの楽しみ
  • このように魚を有利に釣ろうと思うと、自然と水生昆虫などの餌になっているものにも意識が向くようになってくるものなのです。
  • あるいは、そうやって釣った方がフライフィッシングとして納得がいくと言ってもいいかもしれません。
  • そして、そうなってくると魚や水生昆虫が棲む自然環境へと気持ちが向いていくようになり、季節の移り変わりや川の流れの状態、さらには水源の山のことなど、自然に対する視野が無意識のうちに広がっていくのです。
  • ボクは、このようなことがフライフィッシングの楽しさの大きな部分を占めていると考えています。
  • 大袈裟に言えば、自然のサイクルと一体感を得られる楽しい遊び。それがフライフィッシングだといえます。
  • 春の穏やかな日に、カゲロウが川面でポチッと羽化してハタハタと飛んでいったり、トビケラがせわしなく飛び回っている。
  • こんな小っぽけな、しかし自然のあるがままの姿は、たぶんフライフィッシングをしていなければ気付くことはないでしょう。
  • 川辺に釣竿を置いてカゲロウの羽化を眺めていると、フライフィッシングをしててよかったなあって思いますよ。
  • いやホントに。
  • とにかく一歩を踏み出そう。
  • オンライン・フライフィッシング・スクール第1回目は、これから色々なことを一つずつ学んでいく前に全体をイメージとして掴んでもらおうということで、総論的にあれやこれやと書いてみました。
  • なんだか書いていくうちに、かえって分からなくなっちゃったのではないかと心配もしているのですが・・・。
  • とにかくフライフィシングというのは、キャスティングあり水生昆虫ありの、またまたフライタイイングありのといった楽しみの枝が多く、そしてそれぞれが奥の深いものであり、また全てが密接に関係している、とても面白い釣りなのです。
  • また、そうしたことが初めのうちは難しかったり、分かりにくくしている原因でもあるでしょう。
  • このオンラインスクールでは皆さんに、この奥の広いフライフィッシングの世界の扉を開き、はじめの一歩を踏み出すための基本を分かりやすく解説し学んでもらおうと思っています。
  • なにも悩むことはありませんよ。初めはみんな初心者なんですから。
  • さぁ、とにかく一歩を踏み出しましょう。
  • ようこそフライフィッシングの世界へ。

次回は、第2回 : フライフィッシングに必要な物について