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「水に浮くフライとその作成法」 フレデリック・ハルフォード 著(川野 信之 訳)

  • 世界初のドライフライパターン専門の書(初版1886年発行)。
  • ドライフライのタイイングと釣りの実際をまとめて、ドライフライ・フィッシングを確立した最初の本。
  • 美しいハルフォード・フライの図版。翻訳者サイン入り。
「水に浮くフライとその作成法」
「水に浮くフライとその作成法」
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本書推薦文
  • 森村 義博 氏
  • ハルフォードといえば、ドライフライの信望者というイメージが強い。
  • しかし、本書を読む限りアクの強さはまったく感じられない。
  • タイイングの手法は初心者にも解りやすく穏やかな口調で書かれているものの、ドライフライ・フィッシングへの情熱は文章のあちらこちらに感じられる。(抜粋)
  • 朽木 利久 氏
  • この本は、ドライフライ・フィッシャーマンにとって無数のそして無限の示唆を与えてくれる啓発の書であり、聖なる道標でもあるだろう
  • 同時代の、大西洋をはさんだアメリカでは、セオドア・ゴードンが言っている。「私は水面に浮いているフライが見たいのだ!」と。(抜粋)
PRICE

¥3,048(税別)

  • 翻訳者・川野 信之氏から「水に浮くフライとその作成法」について
  • フライ・タイイングにおいては、ハルフォードはバイスの重要性を指摘し、みずから理想的なバイスを考案し、販売している。フックについての考察も興味深い。ドライフライが良く浮くようにハックルを多めに巻くことを勧め、さらにはハックルがフライの使用中にほどけないように、タイイング・シルクでハックルの中を巻き進めて、強度を高めている。
  • これはなかなか良い方法であり、断定はできないが、ハルフォードのオリジナルかもしれない。
  • また、ハルフォードは工夫をして見事なディタッチト・ボディを作りあげている。このボディは彼の自慢だったようで、巻き方の説明はとても丁寧で、詳しく書かれている。ハルフォードの業績でもっともよく知られているのがホイップ・フィニッシュだろう。
  • このホイップ・フィニッシュは現在われわれが行っているものとまったく同じものであり、ハルフォードは指でやり、我々は道具を使っているだけである。ハルフォードは実にさまざまなマテリアルをつかったことに驚かされる。たとえば、赤黒いハックルはゲームコックすなわちシャモ(軍鶏)から取っている。また、誰も使ったことがないと思われるコック・ビアード・ハックルというオスのニワトリの側頸部にまばらに生えている数本の長い羽を使っている。それはこのハックル・ファイバーが長く、硬いので、テール材として使ったものだ。
  • また、パイクのうろこをブラック・ナットのウィングとして使い、ウサギやネズミのヒゲも使っている。ネコのヒゲはチャールズ・コットンもテールに使っているので、"動物のヒゲ"という点ではハルフォードが最初というわけではない。また、メイズというトウモロコシの鞘を乾燥したものをディタッチト・ボディに使っているが、これはハルフォード独自の工夫だったようだ。
  • 〜水生昆虫についてもよく観察していて、以下の文章をあげておこう。〜
  • "グラノムの翅は初めての脱皮の直後はとても色が薄く、空気にさらされると次第に黒っぽくなっていきます。鱒は、常に羽化直後の虫を好んで捕食するので、フライを作成するときにはできるだけ薄い色のウィングを取り付けなければいけません"
  • 第VI章の「ドライフライ・フィッシャーマンへの手引き」には、ハルフォードのドライフライ・フィッシングのエッセンスが詰まっていると言っていいだろう。ハルフォードの釣り場はテストやイッチェンなどのチョークストリームなので、日本の渓流では一般的なブラインド・フィッシング(平たく言えばタタキ釣り)は無効であり、釣りはライズを見つけることから始まる。
  • そして、フライを自然にドリフトさせる重要性をくりかえし強調している。ナチュラル・ドリフトという言葉は使っていないが、その内容はナチュラル・ドリフトそのものである。フライ・プレゼンテーションについても、驚くほど詳細に書かれていて、これを実行すれば、現在でもじゅうぶん釣りになるだろう。
  • 本書ではハルフォードは90のフライ・パターンを示している。フライ・パターンは後に100まで増えたが、晩年には33にしぼり、これらはハルフォード・フライズと呼ばれている。
  • すべてのフライにはウィングがあり、29個はメイフライ・パターンで、オスが14個、メスが15個。セッジが3個、そしてアント・パターンが1個。
  • ハルフォードが好んだドライフライ・パターンをあげておくと、シルバー・セッジ、ゴールド・リブド・ヘアーズ・イア、グラノム、リトル・マリアット、ウィッカムズ・ファンシー、レッド・クイル、グリーン・ドレイク、ハーレクイン、サルトゥーンなど。
  • このように、ドライフライ・フィッシングのすべての面において整然と理論化し、フライの作成法を含めて、ドライフライ・フィッシングという釣法を確立したのがハルフォードであり、その最初の本が本書であった。その結果、本書はハルフォードの意気込みが随所に見られる名著となった。
  • (抜粋)
カワノブックス
「フライに対する鱒の行動」
G.E.M・スキューズ 著(川野 信之 訳)
フライフィッシングのステージを劇的に変えた男「スキューズ」に学べ。
カワノブックス
「フライフィッシャーの昆虫学」
アルフレッド・ロナルズ 著(川野 信之 訳)
今回改訂を加えて改訂版として発行いたしました。300冊の限定出版です。
地球丸
「Fly Fishing Journey」
海を渡ったその先にある憧れの地へ
11人のフライマンが世界を釣行した記録集。